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もう相当前ですが、

 

プロレスラーの藤波、長州、武藤、蝶野の4名で

思い出の地を散歩するTV番組がありました。

 

蔵前国技館へ行き、階段を登るメンバーは

全員ヒザを壊していて、やっとの思いで歩いていました。

 

長年の無理が祟り字幕スーパーがないと、会話も良く伝わってきません。

 

天龍源一郎も男子高校生に扮するTVCMに出ています。

 

それはそれで面白いのですが、

昔の現役時代の強さを知る者として

少し寂しいです。

 

プロレスは結構直接観に行きました。

 

古くは新日と全日とが一度だけ一緒に興業した

日本武道館。

 

猪木と馬場がタッグを組みましたが、メーンイベントよりも

前座で戦う若手、中堅どころの対決が本気の戦いで

地味で動きが少なくて興奮したのを覚えています。

 

Uと新日との全面戦争も興奮しました。

 

中でも前出の国技館の外階段も登れない武藤と

今や天然ボケで売るTVタレント化した高田との対決は

面白かったです。

 

ガチンコを売りに人気の出ていたUの高田に対して、

あくまでもプロレス技で仕掛ける武藤。

 

ロープに飛ばしても返ってこない高田を

歌舞伎のようなオーバーなポーズで待つ武藤。

 

しかもフィニッシュは古典技の四の字固め。

 

新日派としては武藤敬司の余裕のプロレスラーっぷりに歓喜しました。

 

時代は前後しますが、

 

長州が初めて新日主流派に歯向かった試合も

観てます。

 

長州と藤波がタッグを組んでいたのですが、

試合中に内輪もめしだし、収拾がつかなくなりました。

 

そこへ登場したのが、試合前の猪木。

 

腰にバスタオルを巻き、ビーチサンダル履いたまま

リングに登場。

 

原因を作った長州に思い切り平手打ち。

 

興奮していた2人が一瞬で直立不動で謝るという

シーンを観れました。

 

あの時のアントニオ猪木もかっこよかったです。

 

プロレスの楽しみ方は時代時代で変わります。

 

子供の頃は善玉日本レスラー対悪玉外人レスラーの

構図でした。

 

レフェリーが絶妙のタイミングでヨソ見しているうちに

ノータッチで交替したり、凶器を使っているのに

発見されず、大流血しているのを

TVの画面なのに皆で真剣に抗議しました。

 

試合中ほぼ全面的にやられっ放しでも

最後に回転エビ固めで逆転勝ちしていた吉村道明。

 

勝ちは勝ちでした。

 

渋谷のキャバレーで力道山が刺殺されたと聞いた時は、

これから日本のプロレスはどうなってしまうのかと

本気で心配しました。

 

これから真夏の本格的な繁忙期を迎えるというのに

何故か急にプロレス話をしたくなってしまいました。

 

天龍のCMのせいだと思います。