20年前の火災事故
ちょうど20年前の今日9月1日
歌舞伎町の雑居ビルで44人が亡くなる火災事故がありました。
ビルの階段部分にゴミや備品を置いていた為
燃え移り、避難出来なかった事故です。
当時すぐ近くのパチンコ店の工事の担当でした。
翌朝、元請のN社から安否確認の連絡が
やたらと入りました。
近くで現場施工中とはいえ
そうそう歌舞伎町の雑居ビルに出入りするような男ではないと
いちいち返答したのを覚えています。
事故後、新宿消防署から一度通っていた
防火対象物工事等計画届の見直しを求められ、
且つ厳しい中間検査を受けました。
40年前ほどではありませんが
当時の歌舞伎町はやはり独特の怪しい繁華街です。
しっかり仮囲いを施錠しているにも関わらず
毎晩のように不審者が現場内に入ってきました。
施工途中で別区画の両替所の増築も依頼されましたが
一部使用しながらの施工と聞き、保安上の問題で断りました。
丸腰の警備員配置程度では安心して施工できません。
周辺環境もさることながら
クライアントの方も歌舞伎町でパチンコ店を営業するような
会社なので、皆さん大変強気です。
「前門の虎、後門の狼」状態の
神経を使う現場だった事を思い出しました。
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