熱海・伊豆山地区で大規模な土石流が発生して

甚大な被害になってしまいました。

伊豆半島は山が海岸近くまで迫っている地形が

多いので、一溜まりもありません。

 

以前、伊豆山港はスキューバ・ダイビングでも公認で

魚を突ける数少ないダイビング・スポットでした。

今はもちろん禁止です。

予約しておくと採ったサザエや魚を防波堤で

BBQも出来ました。

 

通常の魚を獲ってはいけないダイビング・スポットでは

魚はダイバーを見ても逃げずにのんびり泳いでいます。

体験ダイビング出来る海では餌付けされていて

ダイバーを見ると逆に寄ってくるくらいです。

 

当時の伊豆山の海は違います。

明らかに魚達に緊張感が漂っていました。

特に警戒心の強いマダイなどは

銛の刃先がキラリと光っただけでもう逃げていきます。

 

刃先を隠しながら潜水して、岩陰に隠れて

ターゲットを探します。

見つけたらジワジワ近づき、

息を止めて泡が出ないようにしながら

ターゲットが射程に入るのを待って仕留めるという快感は

リアル・サバイバルゲームのようでした。

その間ほとんど泳がないので

健全なスポーツ・ダイビングとは言えません。

 

伊豆の海は時々視界が5メートル以下になるくらい

透明度が悪い時があります。

そういう時は仲間のダイバーからの誤射も心配です。

日本一そそっかしいインストラクターのFさんには

背後を取られないように注意していました。

 

伊豆山漁港の1日も早い復旧をお祈りします。