故郷の方言
自分はもう40年近く横浜に住んでいます。
それでも札幌生まれの青森育ちなので
年末年始に放送される大間のマグロ漁師の密着取材番組や
全国高校サッカーの青森山田高の試合を見てしまいます。
2シーズン不漁の続く大間で
元々あまりマグロを釣った事のない貧乏老漁師の話や
最新装備の大型船でハエナワ漁で釣果を上げる花形漁師の話
をついつい見てしまいます。
もう自分では話す事は出来ませんが
漁師たちのキツイ方言の会話も字幕スーパー無しで聞きとれます。
今だにほとんどの漁師が自宅や船の上で
咥えタバコで作業するのが気になりますが
勝手に密着されての取材ですから仕方ありません。
大間の近くに恐山という霊山があります。
死者の魂を我が身に宿し、その言葉を伝える「口寄せ」が
出来るイタコがいます。
以前TV番組でマリリン・モンローの魂を指名して
「口寄せ」をしてもらった際に
日本語の、というかめちゃくちゃ訛ったマリリン・モンローが
降りてきたので笑った事があります。
「あなたはマリリン・モンローさんですか?」
「んだ!」
高校時代、学食のドリンク自販機でストロベリー・ジュースが
追加された時に印字されたステッカーが無かったのか
手書きで「シトロベリ」と貼られていて笑いました。
青森の人は「さしすせそ」の発音が苦手です。
インターハイか国体か忘れましたが
ボート競技で青森県代表で出場した時に
隣に控えていた鹿児島県代表と
お互い何を話しているか判らないながら仲良くなった事もあります。